韓国Samsung Electronicsは5月29日(現地時間)、米Googleの独自OS「Chrome OS」搭載の初のデスクトップPC「Chromebox」を米国と英国で発売した。米国のGoogle公式オンラインショップでの価格は329ドルから。
Googleは同日、Chrome OSのアップデートを発表した。Chromeboxはこの新Chrome OSを搭載する。同社はまた、新OS搭載のChromebookの新モデル「Samsung Series 5 550」も発売した。こちらの価格は449ドルから。
ChromeboxはIntel Coreプロセッサと4GバイトのRAMを搭載する。サイズは19.05×19.05×3.302センチで重さは1179グラム。6つのUSB 2.0ポート、2つのディスプレイポート(HDMI、DVI、VGAに対応)、イーサネットポートを備え、ネットワークはWiFi 802.11 a/b/g/nとBluetooth 3.0をサポートする。
Samsung Series 5 550もIntel Coreプロセッサと4GバイトRAMを搭載。ディスプレイは12.1インチ(解像度は1280×800)で、HDMI、DVI、VGA対応のディスプレイポートを備える。カメラ、メモリカードスロットも搭載し、ネットワークはWi-Fiのほか、オプションで3Gモデムも内蔵できる。Chrome OSのアップデートで、トラックパッドはマルチタッチに対応している。
いずれも、起動ボタンを押してから7秒以下で起動するという。また、Atom搭載だった従来モデルと異なり、Intel Coreを搭載し、GPUアクセラレーションにも対応したことなどから、スピードも3倍になったとしている。
両モデルとも、米Amazon.comのオンラインストアのほか、Best Buyの実店舗で販売する。日本で発売するかどうかは明らかにされていないが、数週間以内に米国と英国以外の幾つかの地域で発売するとしている。
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