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オリンパス、ウッドフォード元社長と和解 12億円支払い

» 2012年06月08日 15時42分 公開
[ITmedia]

 オリンパスは6月8日、元社長のマイケル・ウッドフォード氏が英国で申し立てた労働審判について、正式に和解したと発表した。同社はウッドフォード氏に1000万ポンド(約12億4500万円)を支払う。

 ウッドフォード氏は、損失隠し事件に絡む社長解任が英国法に違反する不公正な解雇だったとして、今年1月に英国労働審判所に審判を申し立てていた。5月29日付けで和解に合意し、8日に取締役会で承認した。

 和解に基づきウッドフォード氏は労働審判の申し立てを取り下げ、同社はウッドフォード氏に和解金として1000万ポンドを支払う。「労働審判の長期化による訴訟費用、人的資源の負担の増加と、これによる業務運営に及ぼす影響などを総合的に勘案し、和解が最善の利益となるものと判断した」としている。

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