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Microsoftの独禁法違反の罰金をめぐる裁判、欧州委員会が勝訴

» 2012年06月28日 16時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 欧州連合の一般裁判所は6月27日(現地時間)、欧州委員会が独禁法違反で米Microsoftに科した罰金をめぐる欧州委員会とMicrosoftの訴訟で、Microsoftの申し立てを却けて欧州委員会を支持する判決を下した。ただし、罰金額は当初の8億9900万ユーロから8億6000万ユーロに減額する。

 この罰金は、欧州委員会が2004年3月に独禁法に違反したとしてMicrosoftに対して下した是正命令をMicrosoftが順守しなかったとして、欧州委員会が2008年2月に科したもの。Microsoftはこれを不服として同年5月に控訴していた。

 一般裁判所は、欧州委員会の決定を基本的に指示するが、欧州委員会の是正命令に対する裁判所の判断が決定されるまでは欧州委員会がMicrosoftによるオープンソース製品の制限を認めていたことを考慮して、罰金を減額したと説明した。

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