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“一筋”でないことが武器 アビームコンサルティング・樺澤わかなさん企業広報の「隠れ家でちょっと一息」(1/2 ページ)

» 2012年07月20日 11時00分 公開
[聞き手:編集部,ITmedia]

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 アビームコンサルティングは、日本発のグローバルコンサルティングファームとして、1981年4月に等松・トウシュロス コンサルティングとして創立。その後、2003年に現在の社名に変更してからも、引き続き、顧客企業のアジア進出、グローバル展開を支援している。

 そうした同社で2年前から広報およびマーケティング業務を受け持つのが、マーケティング部 PR/AR担当の樺澤わかなさんだ。樺澤さんは、社会人の最初のキャリアを大手ゼネコンでスタートさせた。その後、外資系の事業会社、PRエージェンシーを経て、アビームコンサルティングに入社した。

 このように、さまざまな業務、業界を経験してきた樺澤さんは、広報一筋のキャリアではないという点にこそ自身の強みがあるという。彼女の仕事観などを聞いた。


さまざまな経験が今を形作る

――5月にご結婚なされました。以前と比べてワークスタイルは変わりましたか。

アビームコンサルティング マーケティング部の樺澤わかなさん アビームコンサルティング マーケティング部の樺澤わかなさん

 結婚を機に、これまで以上に朝早く出社するようにしました。午前8時すぎにはオフィスの席についています。現在、私はグローバルでのメディアリレーションおよびアナリストリレーションに関する業務を一人で担当しているので、1つ1つの仕事を短時間でまとめることが常に求められてきます。そうした中、朝の時間を有効活用することは重要ですし、実際に、朝は仕事がはかどっているので、今後も継続していくつもりです。

 退社時間はまちまちですが、何もなければ午後6時ごろには会社を出ます。繁忙期だと終電後にタクシーで帰宅することもあります。

――広報の仕事を選ばれた理由は何でしょうか。

 社会人として働き始めてしばらく経ったころ、もっと女性が活躍できる、創意工夫のある仕事をしたいと思うようになりました。そうした中、ベネトンのカリスマPR担当として有名だった渡辺教子さんの本を読んで、企業広報という仕事を知りました。

 その後、転職して、まずはPRエージェンシーに入りました。当初はPRの知識がなかったので苦労しましたが、その会社は担当する業界もサービス内容も多岐にわたっていたので、いろいろな経験を積むことができました。例えば、単にメディアをうまく活用してPRしていくという視点だけではなく、企業にある技術シーズを育てて商品化するための施策を考えたり、営業の窓口を作るための取り組みを支援したりと、幅広い視野で物事を考え、行動することが求められました。

 エージェンシーで仕事をしているうちに、今度は1つの企業の広報として働いてみたいという思いが強くなり、アビームコンサルティングに入社することになりました。

 企業広報に関して、私は経営に寄り添うものだと考えています。ですから、企業が伝えたいメッセージを外部に対していかに明確に分かりやすく伝えていくかが大きな役割だととらえています。一方で、外部の人たちとの接点としての役割でもあるため、ときに会社の中で客観的な視点を持ったとりでとして踏ん張らなくてはならないことも多々あるのです。

 世の中にはさまざまな企業広報の方がいらっしゃいます。私自身のキャリアを振り返ると、事業会社で事務職も営業職も経験していることは広報としてプラスだと感じていますし、現在の仕事においても血となり肉となっています。

“大人の空間”でうなぎに舌鼓を打つ

――オフの日はどのような過ごし方をされていますか。

上品な味わいの白焼 上品な味わいの白焼

 夫婦での何となくのルールとして、土日のどちらかはお互い自由に過ごすことにしています。私は身体を動かすことが好きなので、クラシックバレエやヨガをしています。そのほか、英会話のトレーニングをしたり、テーブルセッティングの教室に通ったりと、外出することが多いですね。

 また、これはオフに限りませんが、夜は友人を呼んで自宅で料理を振る舞うことも少なくありません。

――このお店にはよくいらっしゃるのですか。

 うなぎ徳は、お客様の接待などのビジネスシーンでよく利用しています。お店の雰囲気がとても良く、大人の空間が印象的です。食事を楽しむとき、雰囲気は重要ですよね。

メニューが豊富で値段はリーズナブルである点も気に入っています。お薦めは、「うまき」(うなぎの卵焼き)と「白焼」です。お酒を飲む人であれば、おつまみとして食べるのには最適な一品といえるでしょう。

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