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» 2012年07月30日 19時01分 UPDATE

設立間もないITベンチャーの資金調達が急増

ベンチャー企業の資金調達は低迷が続くが、IT系ベンチャーを取り巻く環境は好転しているという。

[ITmedia]

 設立1年以内の企業の資金調達件数が、ITベンチャーを中心に急増――ベンチャーの資本政策アドバイスなどを手がけるジャパンベンチャーリサーチが7月30日に発表した未公開ベンチャー企業の資金調達の状況に関するリポートで、こんな傾向が明らかになった。

画像 資金調達した企業数・資金調達額の推移。2012年は上半期のみの参考値。ニュースリリース(PDF)より

 同法人のデータベースにある国内未公開ベンチャー企業のうち、増資情報を持つ4746社の2000年〜12年上半期(12年1〜6月)の資金調達について調査した。資金調達した社数と調達額は2000年代半ばをピークに減少に転じていたが、10年、11年はほぼ横ばいとなり、下げ止まりの傾向がみられた。

画像 各年の資金調達額上位30社の業種別割合の推移(左)と、資金調達額合計に対する業種別の金額割合

画像 2011年の資金調達額ランキング
画像 2012年上半期の資金調達額ランキング

画像 資金調達した企業のうち、設立から1年以内のシード期の企業の割合(上数字)と、そのうちIT関連か、ネットにフォーカスした事業を行う企業の割合(下数字、濃い青)

 資金調達額の上位30社にIT関連が増加。IT関連以外でネットにフォーカスした事業を行っている企業を合わせると、11年は約半数の16社、12年上半期では7割の21社となった。上位には、BookLiveや出版デジタル機構といった電子書籍関連企業、gumiやAimingといったソーシャルゲーム企業などが名を連ねている。

 設立から1年以内のシード期企業の資金調達件数は11年以降急増。うち約9割が、IT関連かIT関係以外でネットにフォーカスした事業を行っている企業だった。「ベンチャー企業の資金調達が低迷している中でもIT系ベンチャーをとりまく環境は好転している」と同社はみている。

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