米IBMが初代ThinkPadを発売してから今年で20年になる。2005年にIBMからPC事業を買い取った中国Lenovoは8月8日(現地時間)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催した“誕生パーティー”イベントで、20周年記念モデルとなるUltrabookの2機種とタブレットを発表した。Ultrabookの2機種は既に1月と6月に発表されているものだが、あらためて8月中に発売すると発表した。
ThinkPadは、表紙にIBMの社是「Think」が刻まれた従業員用手帳と、日本の「松花堂弁当」の黒塗りの弁当箱をモチーフに、技術者・デザイナー10人のチームから生まれたという。1992年10月に発売された初代ThinkPad「ThinkPad 700C」は、10.4インチのカラーTFTスクリーンと、特徴的な赤いトラックポイントを搭載している。
1月に発表された「T430u」の価格は779ドルから、6月に発表された「ThinkPad X1 Carbon」の価格は1299ドルからとなっている。X1 Carbonは、日本でも発売される予定だ。
新タブレットについてはまだプレスリリースなどは出ておらず、正式にはそのモデル名が「ThinkPad Tablet 2」になることしか分からない。米メディアThe Vergeによると、ThinkPad Tablet 2はWindows 8搭載の10.1インチタブレットで、CPUは米IntelのデュアルコアClover Trail、メモリは2Gバイト、ストレージは64Gバイト、NFC機能を搭載し、オプションでキーボードとスタイラスが付くという。Windows 8が発売される10月26日に発売の見込みだ。
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