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ソニー、So-netを完全子会社化へ TOB実施

» 2012年08月09日 15時46分 公開
[ITmedia]

 ソニーと同社連結子会社でISP「So-net」を運営するソネットエンタテインメント(東証1部上場)は8月9日、ソニーによるソネットの完全子会社に向け、ソネット株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。親子上場を解消し、ソネットが持つネットワークサービスノウハウをソニーのハードウェア・コンテンツ事業に生かす。

 TOBは8月10日から9月20日まで29営業日で実施。1株当たり56万7500円で買い付ける。ソネット株式の9日終値は33万2000円で、大幅なプレミアムが乗る形だ。予定数を買い付けた場合の買い付け総額は約600億円。

 ソニーはエレクトロニクスとネットワーク、コンテンツの融合領域に集中を進めており、ソネットが持つネットワークサービスノウハウを最大限活用するため、親子上場の解消で経営資源の融通を進めやすくするとしている。

 当面はソネットを独立の事業体として維持しつつ、日本・アジアで展開するソニーグループのネットワークサービス事業の核の1つと位置付けて展開を検討する。ソネット子会社で医療分野のマーケティング支援を手がけるエムスリー(東証1部)とのソニーグループの協業可能性も検討していく。

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