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楽天、クーポン共同購入に本格参入 「シェアリー」子会社化

» 2012年09月03日 15時56分 公開
[ITmedia]

 楽天は9月3日、クーポン共同購入サービス「シェアリー」を運営するシェアリーの株式の7割を取得して子会社化し、クーポン共同購入事業に本格参入したと発表した。

 シェアリーは2010年8月にサービスを開始したクーポン共同購入サイトで、取扱高は国内3位という。レストランや旅館、美容・健康サービスなどの割引クーポンを月間1600本以上販売している。

 楽天は、光通信と、光通信子会社のe-まちタウンから発行済み株式の70%を10数億円で取得して子会社化。8月31日付けで、楽天執行役員の大西芳明氏が代表取締役社長に就任した。今後、楽天の決済サービス「あんしん支払いサービス」を導入したり、楽天スーパーポイントを媒介とした新規顧客の相互送客を行う。

 将来は、両社で10年に運用を始めたクーポンサービス「Racoupon」(ラ・クーポン)を基盤とするクーポン事業の連携を強化し、共同クーポン市場の拡大とユーザーの囲い込みを図るとしている。

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