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Baidu、“競合より20%速い”Android版モバイルブラウザをリリース

» 2012年09月04日 07時50分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 中国の検索最大手Baidu(百度)は9月3日(現地時間)、米GoogleのAndroid向けモバイルブラウザをバージョン2.2にアップデートした。HTML5採用の「T5」エンジンにより、競合するモバイルブラウザより20%高速だという。

 Baiduは2011年6月にAndroid向けブラウザのパブリックβ版を公開し、2012年2月にバージョン1をリリースした。Googleは中国ではアプリストアGoogle Playを提供しておらず、同ブラウザはBaiduのページからapkファイルとしてダウンロードし、インストールする。中国語と英語版があり、Android 2.2(コードネーム:Froyo)以降に対応する。

 baidu

 ブラウザにはBaiduの検索エンジンによるスマートアドレスバーが組み込まれており、ゲームやアプリを独自アプリストアからダウンロードしてインストールできる。

 中国政府の発表によると、中国における2012年上半期のモバイルからのインターネット接続ユーザー数は3億8800万人で、デスクトップからの接続を上回ったという。中国の検索エンジン市場ではBaiduがシェアを約80%を占める圧倒的な首位にある。モバイルブラウザの強化により、さらにシェアを伸ばす狙いだ。

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