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日米Amazonアカウント併用ユーザーのKindle利用方法

» 2012年10月27日 17時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

【UPDATE】Amazon側で、日米アカウントの連結方法を改善したようだ。詳細はこちらの記事を参照のこと。

 米Amazon.comが日本で10月25日から電子書籍サービスKindleを開始した際、「Kindle本の日本発売で米国アカウントユーザーが注意すべきこと」という記事を掲載したが、注意点について確認できたので、追加情報を紹介する。

日米で同じメールアドレス・同じパスワードのアカウントを持っている場合

 1冊でも日本でKindle本を購入する前に、パスワードを日米で異なるものに変えることをお勧めする。可能であれば、メールアドレスも別にしておいた方がいいようだ。筆者は同じメールアドレス・別のパスワードで登録していたが、切り替えができず、米国Amazonで購入したコンテンツが「クラウド」から消えてしまった。Amazonによると、これは「初期不良」ということで、現在はパスワードが異なれば切り替えできるように修正されている。

今後、米国AmazonでKindleコンテンツを購入しない場合

 米国Amazonの「Your Account」→「Manage Your Kindle」のページのトップに「Great News!」という告知があるので、ここの「Learn More」をクリックして表示されるページの指示に従って手続きをすると、米国でこれまでに購入したコンテンツを日本Amazonのアカウントに“結合”できる。

 kindle 1

 ただし、一度結合すると、このアカウントでは米国AmazonのKindleコンテンツを購入できなくなるので、日本では販売しないようなコンテンツを購入したい場合は注意が必要だ。Amazonのカスタマーセンターによると、米国Amazonで販売しているすべてのコンテンツを日本のAmazonで購入できるとは保証できないということだった。

 また、既に日本Amazonで1冊でもKindle本を購入してしまった場合は、上記の手続きではエラーが表示され、結合できない。この場合は、Amazonのカスタマーセンターに問い合わせ、Amazonに手続きをしてもらう必要がある。

 なお、米国Amazonで販売されているKindleコンテンツが日本のユーザーに対して値上げされているという報告もある

今後も米国AmazonでKindleコンテンツを購入したい場合

 結合せずに、2つのアカウントを切り替えて使うことになる。アプリだけでなく、ハードウェアのKindleでもアカウントの切り替えは可能だ。

 例えばAndroidアプリで米国アカウントでログインしている場合、「設定」→「端末の登録解除」で一度ログアウトし、日本アカウントでログインし直す。

 kindle 2

 この方法だと、登録を削除した段階で「端末」で読んでいたコンテンツは消えてしまい、「クラウド」から再度ダウンロードしなければならない。また、どこまで読んだかのデータも削除されるようで、開くと最初のページに戻ってしまっている。

 複数の端末でKndleアプリを利用しているならば、例えばAndroidタブレットは日本のコンテンツ用、iPadは洋書用、というように使い分けるといいかもしれない。

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