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三菱東京UFJ、560万人分の取引記録を紛失 誤廃棄の可能性

» 2012年11月13日 21時14分 公開
[ITmedia]

 三菱東京UFJ銀行は11月13日、約560万人分の顧客名、口座番号、取引金額が含まれた過去の取引記録を紛失したと発表した。「誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いものと考えている」としている。

 紛失したのは「コムフィッシュ」と呼ぶ、フィルム型記録媒体。合併前の旧UFJ、旧三和、旧東海の3行の計240支店の取引情報が保存されていた。

 コムフィッシュは内部管理資料を微細な文字で焼き付けた縦10センチ×横14センチ程度のフィルムで、閲覧には専用の読み取り機が必要。肉眼やルーペで内容を判別することはできないという。コムフィッシュの発行は2008年12月で廃止した。

 同行は「今回の事態を重く受け止め、情報管理の強化・徹底を行い再発防止に一層努めてまいります」と謝罪している。

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