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グリー、未成年に上限超え課金 733人で計2811万円

» 2013年01月07日 15時13分 公開
[ITmedia]

 グリーは1月7日、ソーシャルゲームサービス「GREE」で昨年、未成年ユーザーの一部で、利用上限額を超えて課金する障害が発生していたと発表した。対象となったのはのべ733人で、上限超過額は2811万4470円。対象者には個別に連絡し、「申し出があった場合は手続きに従って料金を返還する」としている。

 GREEは昨年4月26日から、未成年ユーザーの利用金額制限を導入。15歳以下は月間5000円、16〜19歳は月間1万円までしか利用できないようにしたが、フィーチャーフォン向け「GREE」で、未成年ユーザーがクレジットカード決済を選んだ場合、利用金額の上限を超えて決済できる障害が、4月26日〜9月7日まで起きていたという。

 フィーチャーフォンのカード決済機能で、利用上限フィルタが正しく設定されない不具合が発生したことが原因。機能の検証作業は決済機能の動作確認のみ行っており、障害が探知できなかったとしている。

 昨年9月6日、ユーザーの利用実態調査を行ったところ、上限額を超えて利用している未成年ユーザーがみつかり、調査の結果、障害を発見。7日に障害を解消し、検証ツールを強化するなどの再発防止措置を実施したという。

 同社は、「障害が発生し、また情報開示が遅延したことで、関係者にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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