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Adobe、CS2の公開について説明 非正規ユーザーの利用は「ライセンス違反となり得る」

» 2013年01月08日 15時39分 公開
[ITmedia]

 Adobe Systemsの「Photoshop」などクリエイティブ製品群の旧バージョン「Creative Suite 2」(CS2)やPDF作成ソフト「Acrobat 7」などを公開したことについて、同社はソフトの無償配布が目的ではなく、正規ライセンスを所有しているユーザー向け支援の一環だと説明。正規ライセンスを持たないユーザーの利用は「ライセンス違反となり得る」として注意を呼び掛けている。

photo ダウンロードページに説明が追加されている。

 CS2など同社のクリエイティブ製品は、インストール後にオンラインで同社サーバに接続し、認証する(アクティベーション)ことで利用が可能になる仕組みだ。だが、CS2とAcrobat 7向けのアクティベーションに使用するサーバは昨年12月に停止した。

 CS2は2005年に発売されたソフトで、現行の「CS6」から4代前に当たる旧バージョンだが、今後も利用したい正規ユーザーの利便性をそこなわないために、オンラインアクティベーションを不要にしたソフトを同社から直接提供することにしたという。

 実質的に誰でもアクセスできる同社公式サイトから配布されている形になっているが、「弊社が不特定多数の皆様に対して無償でソフトウェアを提供することが目的ではございません」と説明。「正規ライセンスを所有されていないお客様のご利用はライセンス違反となり得る旨、ご理解の上ご利用いただけますようお願い申し上げます」としている。

 現在、ダウンロードページにも同様の説明を表示して注意を呼び掛けている。

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