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ミドリムシがプラスチックに NECら開発

» 2013年01月10日 18時46分 公開
[ITmedia]

 動物と植物の特徴を併せ持つ微生物・ミドリムシを主原料としたバイオプラスチックをNECと産業技術総合研究所、宮崎大学が共同開発した。

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 ミドリムシが作り出す多糖類「パラミロン」に、ミドリムシまたはカシューナッツ殻由来の成分を付加して合成したバイオプラスチック。従来のバイオプラスチックや石油由来の樹脂に劣らない耐熱性と熱可塑性を実現しつつ、成分の約70%が植物由来という特徴を持つという。

 研究は科学技術振興機構の委託事業「先端的低炭素化技術開発」の一環で実施した。今後は「さらに高い耐熱性や強度などの優れた実用特性を目指し、分子設計を推し進める」としている。

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