米Amazon.comは1月10日(現地時間)、Amazonで購入したCDのMP3版を無料で提供するサービス「AutoRip」を米国内ユーザー向けにスタートした。
1998年以降にAmazon.comから購買したCDで、レーベル側がAutoRipに対応しているものであれば、自動的にユーザーのAmazon Cloud Playerのライブラリに追加される。
Cloud Playerのライブラリで利用できるAmazon Cloud Driveの無料スペースは5Gバイトまでだが、AutoRipのMP3データの容量はカウントされない。
現在5万以上のアルバムがAutoRipに対応しており、今後拡大していくという。ラインアップを見ると、4大レーベル(Universal Music Group、Sony BMG、EMI Music、Warner Music Group)だけでなく、インディーズレーベルのアルバムも対応しているようだ。
Amazonは発表文で「多くの場合、米AppleのiTunes Storeでデジタル楽曲だけを購入するよりも、AutoRipのCDを購入して無料のMP3版を獲得する方がお得だ」と説明している。
Appleは2011年11月に米国ユーザー向けにスタートした年額24.99ドルの有料音楽クラウドサービス「iTunes Match」で、ユーザーがiTunesのライブラリに保存した楽曲(iTunes Storeで購入したものだけでなく、CDからリッピングしたものを含む)をiCloudで利用できるようにしている。
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