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» 2013年01月17日 16時54分 UPDATE

「コアラを守りたい!」 東山動物園、ユーカリ栽培費用をクラウドファンディングで募集

名古屋の東山動物園が、園内のコアラに与えるえさのユーカリの栽培費用の一部を募る試みを、クラウドファンディングサイト「READY FOR?」で始めた。

[ITmedia]
画像 支援募集ページ

 日本で初めてコアラの展示を開始した動物園の1つである東山動物園(名古屋市千種区)は、園内のコアラに与えるえさのユーカリの栽培費用の一部を募る試みを、クラウドファンディングサイト「READY FOR?」で始めた。目標支援総額は100万円。

 世界のコアラの生息数、国内の飼育数ともに減少が続いており、国内の個体数を守ることは「将来、野生に返すことが必要になった時の保険動物にもなり、野生コアラの絶滅を防ぐことになる」と、支援を募っている。


画像 支援募集ページより

 2000円支援すると、お礼のメールと、コアラが鳴いている様子の動画が届く。3000円ならそれに加えて同園の「春まつり」(3月20日〜5月6日)招待券×2枚が、1万円支援するとさらに、「コアラのウンチペーパーしおり」が、3万円支援するとさらに、支援者名(個人名のみ)をコアラ舎前の看板に1年間掲載する特典が付く。支援者から届いた資金は、会計上の理由で来年度以降に使用される。

 同園によると、世界のコアラの生息数は減少しており、国内での飼育頭数も、1987年の96頭をピークに年々減少。2011年末には48頭まで減ったという。飼育が難しい理由の1つは、唯一のえさであるユーカリの確保が困難なこと。同園はオーストラリアから種を輸入し、沖縄や鹿児島など全国5カ所に分散して栽培。年間約5600万円のコストがかかってるという。栽培には農薬が一切使えず、職員が手で害虫を駆除するなど栽培に手間がかかるという。

 同園は「野生のコアラが減少している現在、動物園などで飼育されているコアラも希少な遺伝子を保有するグループ。日本の動物園で個体数を守ることは、将来、野生に返すことが必要となった時の保険動物にもなり、野生コアラの絶滅を防ぐことになる」と、支援を募っている。

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