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グリーの未成年上限超え課金、5544人・4937万円に拡大

» 2013年01月21日 11時51分 公開
[ITmedia]

 ソーシャルゲームサービス「GREE」で未成年ユーザーの利用上限額を超えて課金する不具合が見つかった問題で、グリーは1月18日、新たな不具合が見つかったことを明らかにした。1月7日には未成年ユーザー733人で計2811万円分の超過課金を行っていた発表していたが、新たな不具合の発覚で計5544人、4937万円に拡大した。

 GREEは昨年4月26日から、未成年ユーザーの利用金額制限を導入。15歳以下は月間5000円、16〜19歳は月間1万円までしか利用できないようにすると発表していたが、課金制限が有効に機能していたのは決済に「GREEプリペイドカード」を利用した場合のみ。それ以外の決済方法を選んだユーザは、上限を超えて課金されていたという。

 上限を超えて課金されていたユーザーは、すでに発表済みの、(1)クレジットカード決済のユーザーに加え、(2)課金制限を行う以前、制限額を超えた「GREE」月額コースに加入し、そのコースを継続したユーザーと、(3)楽天Edy決済のユーザー。

 さらに、他社決済システム接続時、決済通知をグリーのサーバが受け取るまでにタイムラグが生じ、その間に別の手段で決済した場合、利用上限機能が正しく動作しない設定ミスも見つかったという。

 ほとんどの障害は1月18日までに修正を終えているが、GREE月額コースのユーザーのみ、現在も障害が継続中。影響を最小限に抑えるため、18日から一部キャリアを利用中の未成年が月額コースに加入できないよう、申し込み受け付けを停止したという。

 同社は障害についてサイトのお知らせ欄で告知。該当ユーザーに個別メールを送っているほか、電話などで問い合わせを受け付けている。1月17日までに、影響があった未成年ユーザーのうち136人と連絡が取れており、1月下旬から順次、超過金の返還を行っていくとしている。

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