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リアル店舗からアプリに集客「リアル・リワード広告」 NFC活用

» 2013年02月13日 19時45分 公開
[ITmedia]

 サイバーエージェントとCAリワード、凸版印刷は、リアル店舗に設置したNFCタグ搭載ポスターを活用し、アプリのダウンロード数拡大につなげる成果報酬型広告(リワード広告)「リアル・リワード広告」の実証実験を、2月12日に始めた。

画像 実証実験の様子

 店内のNFCタグ付きポスターにNFC搭載のスマートフォンをかざすと、対象アプリをダウンロードでき、そのインセンティブとして、店内で利用できるクーポンがもらえる仕組み。

 アプリ提供企業は、ダウンロード数やダウンロードされた場所を確認し、アプリのマーケティングに生かせる。店舗側は、クーポン発行枚数やクーポン利用者数データを取得でき、店舗のマーケティングに活用できるとしている。

 従来のリワード広告は、アプリをダウンロードすると、アプリ内で利用できる仮想通貨などオンラインのインセンティブを獲得できるものが主流だったが、新広告は、リアルでのアクションとオンラインを融合した「日本初の取り組み」としている。

 3月12日まで、NFCタグ付きのポスターを複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店」に設置。Amebaの学園カードゲーム「ガールフレンド(仮)」をダウンロードすると、店舗内で利用できるクーポンが当たるくじに参加できる。

 NFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション・マーケティング企画をサイバーエージェントが、リワード広告の技術提供をCAリワードが、NFC関連の技術提供を凸版印刷が担当する。今後も3社で協力し、スマートフォンを活用した新しい広告・プロモーションの開発を行うとしている。

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