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Facebook、フィットネスや映画、書籍アプリ向けactionを追加

» 2013年03月11日 11時43分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは3月8日(現地時間)、“ライフスタイル系アプリ”の開発者向けに、新しいactionの設置を可能にしたと発表した。

 Facebookは昨年9月、Open Graphをアップデートし、サードパーティー製アプリやWebサイトに「いいね!」以外の例えば(ニュースアプリを)「読む」、(音楽アプリで曲を)「聴く」といった“動詞系”actionを設置できるようにした。例えば音楽アプリSpotifyでは、ユーザーは「Spotifyで○○を聴いている」といったストーリーを投稿できる。

 これまで、ゲーム、メディア、音楽のアプリやWebサイトがactionを利用できていたが、新たにフィットネス、書籍、映画とテレビ番組の関連アプリ向けactionが追加された。

 actions ユーザーが読んだ本の書評や自分が走ったルート、見たい映画やテレビ番組を投稿する機能をアプリに組み込める

 例えば、書籍アプリには「read」(読む)、「rate」(評価する)、「quote」(引用する)、「want to read」(読みたい)という4種類のactionを設定できる。

 ユーザーがこうした具体的なaction付きで自分のアクティビティを投稿することで、アプリのニュースフィード上でのプレゼンスは強化されるだろう。

 この機能のβテストに参加した米Nikeが、フィットネスアプリの「Nike+ Running」に「run」(走る)というactionを追加したところ、runを使って投稿されたストーリーに付いた「いいね!」数は従来のストーリーの約2倍に上ったという。

 nike

 Facebookは7日、ニュースフィードの刷新を発表した。数週間後に新しくなるニュースフィードでは、画像大きく表示され、「音楽」や「ゲーム」といったカテゴリでフィルタリングできるようになる。企業ユーザーにとって、ニュースフィード上のプレゼンスは従来よりさらに重要になるといえる。

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