米Facebookは3月7日(現地時間)、ニュースフィードの刷新を発表した。
今回のデザイン刷新では、従来の3カラムの中央のメインカラムのスペースが広くなり、相対的に右側の「Facebook広告」や「スポンサー記事」の表示スペースは目立たなくなる。それでも、中央に表示される画像が大きくなることは、企業のページから投稿する企業ユーザーにとっても大きなメリットになるとFacebookは説明する。
なお、今回の刷新はデザインのみが対象で、“人々が最も関心を持つストーリーを表示する方法は変えていない”(つまり、アルゴリズムの変更はしていない)という。
Facebookは企業向けの公式ブログで、新しいニュースフィードに備えるポイントを紹介した。
例えば、レストランのページはランチタイム直前においしそうな「本日のスペシャルランチ」の写真付き投稿をするのが効果的だと提案。これで、このレストランに「いいね!」しているユーザーのニュースフィードに大きな写真入りでランチ情報が表示される。
ニュースフィード上でより確実にユーザーにリーチしたい場合は、「投稿の宣伝」(Facebookページから投稿する有料投稿)を利用すればいい。「投稿の宣伝」を行うと、ユーザーのニュースフィードの中で、通常よりも上の方にその投稿が表示される。
ユーザーが新たにページに「いいね!」すると、そのユーザーの友達のニュースフィードに「○○さんが○○ページにいいね!しました」と表示される。この表示がカバー写真付きになるので、ユーザーの友達の興味を引くような、効果的なカバー写真にするよう勧めている。
なお、今回の刷新ではニュースフィードをフィルタリングするメニューが追加された。ユーザーが「フォロー中」フィルタを選ぶと、ユーザーが「いいね!」したページと「フォローする」を選んだユーザーの投稿が新着順に表示されるようになるので、従来よりページの投稿がユーザーの目に触れやすくなるとしている。(逆に言えば、ユーザーが「すべての友達」フィルタを選ぶと有料投稿すらユーザーの目に触れなくなる。)
Facebookは第4四半期の業績発表後の電話会見で、「投稿の宣伝」を利用するページが約50万件に上り、投稿の約30%が新規広告主によるものだったと発表している。
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