米Facebookは1月30日(現地時間)、第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比40%増の15億8500万ドル、純利益は79%減の6400万ドル(1株当たり3セント)だった。非GAAPベースの純利益は18%増の4億2600万ドル(1株当たり17セント)だった。
売上高、非GAAPベースの純利益ともに、アナリスト予測(売上高が15億3000万ドル、純利益が1株当たり15セント)を上回った。
通年の売上高は37%増の50億8900万ドル、純利益は95%減の5300万ドル(1株当たり1セント)だった。
第4四半期の非GAAPベースの粗利率は46%で、前年同期より9ポイント下がった。
広告による売上高は前年同期比41%増の13億2900万ドルで、総売上高の84%を占める。モバイル広告が堅調で、広告収入全体に占める割合が、前期の14%から23%に拡大した。
月間アクティブユーザー数(MAU)は25%増の10億6000万人。モバイルからのMAUは57%増の6億8000万人だった。
日間アクティブユーザー数(DAU)は28%増の6億1800万人。DAUでは初めてモバイルからのアクセスがデスクトップからのアクセスを超えた。
マーク・ザッカーバーグCEOは業績発表後の電話会見で、「Facebookは文句なしにモバイル企業になった」と語った。同氏は、現在はFacebookの主な収入源は広告だが、ギフトやグラフ検索への投資を強化するという。2013年は製品開発に注力するため、支出が売り上げを上回るだろうと語った。
また、Facebookフォンのうわさについては、「スマートフォンを作るつもりはない」とはっきり否定した。ユーザーがあらゆる端末からFacebookにアクセスできるようにすることが重要だという。
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