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Googleが目指す“魔法”=Moonshotを生み出す「Google X」とは

» 2013年03月18日 18時52分 公開
[ITmedia]

 「もっとMoonshotsを」──というのはGoogleのラリー・ペイジCEOがAndroid責任者を退任するアンディ・ルービンに贈ったメッセージ。Google Xとは、ジオ/コマース担当上級副社長のジェフ・フーバー氏が現職を退いて新プロジェクトを始めるというGoogle内の1部門だ。

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 Google Xは、2012年2月にGoogleが立ち上げたプロジェクト「Solve for X」に取り組むサーゲイ・ブリン氏が統括する部門。“Captain of Moonshots for Google[x]”という、実質的な同部門の責任者を務めるアストロ・テラー氏のプロフィールによると、moonshotとは“魔法のような、不可能と思われるアイデアを科学技術の力で実現すること”で、Google Xは“Googleのmoonshot工場”という。既に発表されているGoogle Glassや自動運転カーの他、多数のmoonshotプロジェクトを進めている。

 テラー氏はSXSW 2013のセッションで、向こう数カ月中にGoogle Xの新プロジェクトを発表すると語った。5月に開催のGoogle I/Oでルービン氏とフーバー氏が途方も無いプロジェクトを発表するのかもしれない。

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