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環境省「CO2みえ〜るツール」が改ざん 閲覧者にマルウェア感染のおそれ

» 2013年03月18日 19時21分 公開
[ITmedia]

 環境省は3月17日、日常生活でのCO2排出量を可視化するWebサイト「CO2みえ〜るツール」が改ざんされ、閲覧者のPC内の情報が盗まれた可能性があると発表した。3月3日〜15日に同サイトを閲覧したユーザーに対しして、ウイルススキャンを呼びかけている。

 「CO2みえ〜るツール」は、支払っている光熱費や、使用している家電製品の型番を入力することで、日々の生活に伴うCO2排出量を可視化サービスで、昨年3月にオープンした。

 今年3月15日、国内の多数のサイトが「Darkleech Apache Module」というマルウェアに感染し、その中に同サイトが含まれていると発覚。すぐにサービスを停止し、調査した結果、管理を委託しているサーバ上の設定ファイルの一部が、3月3日に改ざんされていたことが分かったという。

 改ざん内容は調査中だが、改ざんされたサイトを閲覧すると、PCの状況によっては、マルウェア感染サイトに誘導され、PC内の情報が盗まれる恐れがあると分かったという。

 3月3日から15日までの間に同サイトを閲覧したユーザーに対しては、PCをウイルス対策ソフトでスキャンし、OSやPDF、Java、Flash関連のソフトに最新のアップデートを適用し、セキュリティパッチの適用もれがないようチェックするよう呼びかけている。

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