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国内PC出荷、6年ぶり減少 タブレットに個人需要流出

» 2013年05月09日 20時56分 公開
[ITmedia]

 MM総研は5月9日、2012年度(12年4月〜13年3月)の国内PC出荷実績の調査結果を発表した。総出荷台数は前年度比1.6%減の1505万7000台で、06年度以来6年ぶりの減少となった。

 個人向けが前年度比10.2%減の709.5万台と大幅減。Windows 8の発売でタッチパネルや最新スペックのマシンが登場した分、単価が上昇。機種が充実した7インチタブレットとの価格差が結果的に広がり、個人ユーザーがタブレットに流れたとみている。

 一方で法人向けは7.5%増の796.2万台に。Windows XPからの更新需要が続いており、更新の際はWindows 7を選ぶケースが多いという。

photo メーカー別シェア

 メーカー別ではNECレノボが25.9%で1位。2位は富士通、3位は東芝と前年度と順位の変更はなかった。東芝、ソニー、エイサーなど個人市場に注力するメーカーは苦戦したが、Appleはシェアを0.5ポイント上げ、5.4%となった。

 出荷金額は前年度の1兆1053億円から9.5%減の1兆4億円。出荷平均単価は6万6000円となり、前年度の7.2万円から6000円減少した。

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