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世界でのタブレット出荷、2015年にはPCを超える──IDC予測

» 2013年05月29日 10時17分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 世界でのタブレットの出荷台数は、2015年にはPCの出荷台数を超える──。米調査会社IDCは5月28日(現地時間)、このような予測を発表した。

 2013年の出荷台数は2012年の1億4450万台から58.7%増加し、2億2930万台になる見込み。IDCは、タブレットの出荷台数は年内にノートPCを超え、2015年にはPC全体(ノートPCおよびデスクトップPC)をも超え、3億3200万台になると予測する。

 idc タブレット、ノートPC、PC全体の世界での出荷台数推移(資料:IDC)

 同社は、2013年の世界PC出荷台数を前年比7.8%減の3億3340万台と、2015年の出荷台数を3億2300万台と予測する。同社が4月に発表した2013年第1四半期(1〜3月)の世界PC出荷台数は13.9%減の7630万台で、減少率は過去最大だった。

 PCは今後も特にビジネスでは重要な役割を果たすが、多くの消費者にとって、タブレットはPCに代わるシンプルでエレガントなソリューションになるとIDCはみている。

 タブレット市場は米AppleのiPadが中心となってきたが、Android搭載の低価格タブレットが増加してきており、2013年のタブレットのASP(平均小売価格)は前年より10.8%下がり、381ドルになる。また、ディスプレイサイズもiPadの9.7インチを中心とした8インチ以上のモデルより、8インチ以下のモデルが増加しており、2013年には8インチ以下のタブレットが市場の55%を占めるという。

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