韓国Samsung ElectronicsのAndroidフラッグシップ端末「GALAXY S4」のファームウェアアップデートが、まずドイツでスタートしたようだ。Samsungのモバイル端末に特化したオランダのコミュニティーサイトSamMobile.comが6月6日(現地時間)、そう伝えた。
このアップデートで、アプリを本体のメモリからmicroSDカードに移動できるようになる。
Samsung S4には独自の機能やアプリが搭載されているため、例えば16Gバイトモデルでも実際にユーザーが利用できるのは10Gバイトを切ることが発売後に判明した。苦情を受けたSamsungはCNETに対し、約6.85Gバイトをシステム側が占めていることを認め、それでも十分なユーザー体験を提供するためにmicroSDカードスロットを付けたと説明した。
また、GALAXY S4のスペック表ではストレージ容量の表記を「16/32/64GB User memory」としているが、6月5日に発表したGALAXY S4のバリエーション「GALAXY S4 Ative」のスペック表では「16GB Internal memory (User Memory approximately 11.25GB)」としている。Activeのスペック表には「ユーザーメモリスペースはシステムファイルの影響で総メモリスペースよりも少ない。ユーザーメモリの容量は地域・キャリア・対応言語によって異なり、ソフトウェアアップデートにより変わる可能性がある」という注意書きもある。
SamMobile.comによると、今回のファームウェアアップデートで、16Gバイトモデルでユーザーが利用できる本体ストレージ容量が、約9.15Gバイトから約9.23Gバイトに増えるという。
このファームウェアアップデートでは他に、カメラのファームウェア更新、HDR動画撮影機能の追加や多数のバグ修正が行われる。
GALAXY S4は、日本ではNTTドコモが32Gバイトモデルを「GALAXY S4 SC-04E」として5月23日に発売した。ドコモのスペック表では、ストレージ容量とは別にデータフォルダ容量としてユーザーが使える容量が約22.8Gバイトであることが明記されている。
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