ITmedia NEWS > ネットの話題 >

安倍首相、「左翼の人達が演説妨害」Facebook投稿を削除か

» 2013年06月10日 11時28分 公開
[ITmedia]
photo Twitterには投稿が残っていたが、その後削除された

 安倍晋三首相が6月9日夜、自身のFacebookページに「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが」などと街頭演説の報告を投稿したが、10日朝になってこの投稿は閲覧できない状態になった。ただ、公式Twitterには投稿が残っていたが、10日正午ごろに削除された。

 投稿は東京・渋谷での都議選の応援演説についての報告。「渋谷には本当に沢山の皆さんが集まって頂き感激しました。聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした。」と記した。

photo 安倍首相のFacebook

 投稿には多くの「いいね!」が付いた一方、現地で活動していたのは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対する団体だったという指摘があり、自民党内や同党支持層でも賛否あるTPPの反対派を「左翼の人達」とひとからげにするのは首相としていかがなものなのかという声も上がっていた。

 安倍首相は就任前からFacebookで支持者と積極的に交流していることで知られる。4月には、メキシコ首脳会談について「NHKが報道しない」と投稿したものの、勘違いと分かり訂正したこともあった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.