ソーシャル音楽プレーヤーを手掛ける米TuneWikiは6月21日(現地時間)、楽曲を聴きながら歌詞を表示できるのが特徴の無料サービス「TuneWiki」の提供を6月28日に終了すると発表した。TuneWikiのアプリはiOS、Android、Windows Phone、Windows版があるが、すべてアプリストアから削除され、Webサイトにもアクセスできなくなる見込み。
TuneWikiは、2007年創業のカリフォルニア州サンタモニカに拠点を置く非公開企業。公式サイトによると、アプリのTuneWikiは日本を含む190カ国で提供しており、累計1500万本以上ダウンロードされ、共有されている歌詞は300万以上という。端末内の楽曲あるいはインターネットラジオの曲を、その曲の歌詞を表示しながら再生できるのが大きな特徴で、コミュニティー機能や楽曲検索、人気ランキングなども備える。
CEOのラリー・ゴールドバーグ氏は終了を告げる公式ブログで「残念ながら、万物には遅かれ早かれ終わりの日が来るものだ。長い間懸命に働いてきたが、新しい旅を始めるときが来た」としてユーザーに感謝の言葉を述べているが、終了の理由は明示していない。
公式Facebookページ(6月28日閉鎖予定)では「TuneWikiは無料サービスです。数百万人のファンが私たちのサービスを利用していますが、運営コストが膨れ上がり、広告収入では事業を支えられなくなりました」と説明している。
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