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富士通が野菜作りに参入 半導体工場を植物工場に

» 2013年07月09日 16時36分 公開
[ITmedia]

 富士通は、半導体工場のクリーンルームを植物工場に転用し、野菜を効率よく栽培する実験を福島県会津若松市でスタートする。

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 実験では、同社の農業向けクラウドサービス「Akisai」を活用。栽培データの解析によって生産量アップを目指すほか、経営データの管理を通じて工場運営も効率化するという。

 10月から、特殊な栽培技術によってカリウム含有量を抑えたリーフレタスを試作。2014年1月に量産出荷を開始する。人工透析患者や慢性腎臓病患者など、カリウムの摂取制限を受けている人でも安心して食べられるようにするという。

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