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Google、デスクトップアプリのように使える「Chromeアプリ」を発表

» 2013年09月06日 09時52分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは9月5日(現地時間)、デスクトップアプリのようにオフラインでも利用できるWebアプリプラットフォーム「Chrome Apps(日本ではChromeアプリ)」を発表した。Windows版のChromeブラウザあるいはChrome OS搭載のChromebookで、「Chromeウェブストア」からダウンロードして利用できる。MacとLinuxでも間もなく利用できるようになるという。

 Chromeウェブストアに新設された「PC向け」タブには、Googleの「Keep」や、モバイルアプリで知られるWebコンテンツを“後で読む”ための「Pocket」など、約30本のChromeアプリが並んでいる。

 chrome apps 1

 GoogleはこれまでもChromeウェブストアでデスクトップのChromeブラウザで使えるWebアプリを提供してきたが、Chromeアプリはそれらとは異なり、PCにインストールしたデスクトップアプリのように、オフラインでも、Webブラウザを開かなくても起動し、Webアプリだと意識せずに利用できる。

 chrome 2 Chromeアプリ版Pocket

 インストールしたChromeアプリは、Chromeの「新しいタブ」の「アプリケーション」あるいは7月に発表された「Chromeアプリランチャー」から起動できる。Chromeアプリランチャーは、Windowsのタスクバーに常駐するランチャー。下図で、アイコンの左下に矢印が付いていないものがChromeアプリだ。

 chrome 3

 デスクトップアプリとの大きな違いは、Webアプリなので当然ではあるが、クラウドベースで複数の端末で同期できる点だ。PocketのようにAndroidアプリやiOSアプリもあるものであれば、例えばiPhoneのPocketで登録したコンテンツを、PCのChromeアプリ版Pocketで後で読むことができる。

 chrome 4

 また、アップデートが自動的にバックグラウンドで行われたり、サンドボックでの保護などのWebアプリならではの機能も備える。

 なお、ChromeアプリはChromeを起動しなくても使えるが、インストールするにはChromeでChromeアプリストアを開く必要がある。

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