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» 2013年09月10日 19時26分 UPDATE

ざらつき感や光沢感までCGに再現できる「質感表示技術」 凸版印刷が開発

ざらつき感や光沢感などの質感までCG画像に記録・再現できる「質感表示技術」を凸版が開発した。

[ITmedia]

 凸版印刷は9月10日、ざらつき感や光沢感などの質感までCG画像に記録・再現できる「質感表示技術」を開発したと発表した。9月14日に開幕する展示会「クローズアップ工芸」(東京国立近代美術館工芸館)で、同技術を活用した展示協力を行う。

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 人が視覚で質感を知る際に手がかりとなる陰影や光沢は、見る方向や照明の方向によって変化するが、従来の撮影データや印刷物は、特定の照明の下で特定の方向から被写体を見た瞬間を切り取って再現するため、被写体の質感を網羅的に知ることは難しかった。

 新技術では、対象となる物について、照明の方向を変えたデジタル写真を複数撮影し、入射光と反射光の方向・強度の関係を解析して対象物の質感特性をデータ化。微細な凹凸、光沢特性といった質感情報を記録する。撮影した画像を見る際は、マウス操作で照明位置を変えられるビューアソフトを使い、自由な照明位置での見え方を再現する。

 「クローズアップ工芸」では、「色絵金銀彩羊歯文八角飾箱」(富本憲吉作)で同技術を活用。実物の展示とともに、23インチのディスプレイに質感表示技術を用いた蓋表部分のCGを表示。マウス操作で照明位置をリアルタイムに変更し、作品を鑑賞できる。

 同社は今後、電子書籍や電子カタログなどへの応用を視野に、同技術を展開していく。

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