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クラウドメディアサービス実現へ、規制緩和検討 政府の規制改革会議

» 2013年09月13日 12時42分 公開
[ITmedia]

 政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は9月12日、IT分野を含む約50項目の規制緩和策を検討することを決めた。音楽ファイルなどをクラウド上に置いて楽しめるクラウドメディアサービス実現に向けた規制の見直しも検討される。

 ユーザーが持つMP3ファイルなどをクラウド上にアップロードし、いつでもどこでもマルチデバイスで再生して楽しめるサービスとして「Google Play Music」などが米国などで提供されているが、日本では著作権法上の問題があり、利用できないのが現状だ。

 同会議の「創業・IT等ワーキング・グループ」では、こうしたクラウドメディアサービスの実現を阻害する規制の見直しについて、優先項目として年内のとりまとめを目指して検討を進める。

 また公的機関から紙で送付されている各種通知のデジタル化や、ネットでの非対面サービスでの本人確認を、確認書類の送付ではなくネット上で完結させる仕組みの構築なども検討項目に含まれている。

 このほか、風営法違反でクラブが摘発されるケースが相次いでいるのを受け、客にダンスをさせる営業を風俗営業としている現行の風営法について、規制対象となる営業形態を明確にすることで規制を緩和することも検討する。

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