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スマホのながら見も気持ちよく “世界初”のスマートデバイス最適化オフィスチェア「Gesture」

» 2013年10月10日 18時38分 公開
[山崎春奈,ITmedia]

 日本スチールケースは10月10日、スマートフォンやタブレットなど、PC以外のデジタルデバイス利用時の姿勢の変化を考慮したというオフィスチェア「Gesture」を来年1月に発売すると発表した。「スマートデバイス利用に最適化したオフィスチェアは世界で初めて」という。

photo 小さなデバイスを見る際のクライニング姿勢「ドロー型」もしっかりサポート(ジェイソン・ヘレディア アジア・パシフィック・インク マーケティング担当バイスプレジデント)

 既存のチェアはタブレットやスマートフォンの登場以前にデザインされたものが多く、PC以外のデバイス利用時に変化する姿勢に対応できていないことに着目。日本を含む11カ国、2000人を対象にオフィスでの環境や姿勢を調査し、既存チェアではサポートできていない座位姿勢を9タイプに分けた。

photo 9つの姿勢タイプ

 オフィスでよくとられている姿勢として、小さな携帯端末を使用する際の、チェアを後ろに引いてゆったりとリクライニングする「ドロー型」や、携帯で電話をしながらノートPCで作業する前屈みの姿勢「マルチ・デバイス型」、スマートフォンでメールチェックなどをする時の体を後ろに引いて斜めに傾ける「スマート・リーン型」などを定義。これを踏まえ、リクライニング姿勢でも首や腰に負担がかからない体重分散を可能にしたり、アーム部分の広げ具合や高さを調整できるようになっている。

 「オフィスを取り巻くテクノロジーの進化と同様に、チェアも先進的なものにリデザインしたかった。多様な姿勢に対応することで、男女や体格、世代を問わず、体の痛みや歪みを低減し快適に作業してもらえる」(ジェイソン・ヘレディア アジア・パシフィック・インク マーケティング担当バイスプレジデント)

 12月から予約を受け付ける。価格はアーム部分なしで14万1600円から、アーム部分ありで14万7300円から。

photo タブレット操作時にも支えられるよう、アーム部分はかなり高くできる(右手部分)
photo 姿勢に合わせて調整しやすいよう、座面下の2つのバーだけでリクライニングの角度と強度、座面の高さと前後位置を変えられる

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