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» 2013年10月22日 17時17分 UPDATE

フルHDパネルで4K相当の高精細表示 シャープ、「超解像分割駆動エンジン」搭載の「AQUOSクアトロン プロ」

シャープは、1画素で4つの輝度を制御することでフルHDパネルで4K相当の高精細表示が可能という「超解像分割駆動エンジン」を搭載する「AQUOSクアトロン プロ」シリーズを発売する。

[山崎春奈,ITmedia]

 シャープは10月22日、フルHD(1920×1080ピクセル)パネルで4K(3840×2160ピクセル)相当の高精細表示を実現するという独自技術を搭載する液晶テレビ「AQUOSクアトロン プロ」XLシリーズ5機種を発表した。発売日は、46V型・52V・60V型の3機種が11月30日、70V・80V型の2機種が12月10日。実売予想価格は46V型が26万円前後から。

photo 60V型「LC-60XL10」
photo 独自技術の概要

 新たに開発した「超解像分割駆動エンジン」により、1つの画素を縦・横それぞれ分割した単位で駆動させることで、縦横とも解像度を2倍相当に高めているという。

 RGBに黄色を加える同社独自の「4原色技術」を採用したパネルを活用。通常のカラー液晶パネルでは1つの画素に1つの輝度ピークがある(緑の画素)となるが、4原色パネルでは1画素に縦と横それぞれ2つの輝度ピークがある(緑と黄色)。同エンジンでは、1画素内の縦・横で4つの輝度ピークを制御して駆動させることで縦・横の解像度を2倍相当に高めることに成功しているという。同社によると、輝度ピークを調整することで画素数以上に高精細な映像を表示する技術は世界初。

 4Kアップコンバート回路も内蔵し、フルHD映像をより細かく滑らかに表示するとしている。HDMIによる4K/30P映像入力に対応し、4K映像をフルHD相当に間引かず、4K信号の輝度と色情報で解像度を再構成して高精細な表示を実現するという。

photo 従来型(左)と「クアトロン プロ」(右)の比較。右の画像では、白黒の境がくっきり見える

 サイズは46インチから80インチまでをラインナップ。4Kテレビより小型なサイズも用意し「画質のいいテレビに魅力は感じるが、今よりサイズが大きくても置き場がない」というニーズに応える。想定価格は、46インチが26万円前後、52インチが30万前後、60インチが35万前後、70インチが68万前後、80インチが88万前後。

 4Kディスプレイへの「超解像分割駆動エンジン」の搭載に関しては、「検討はしているが製品化の目処などは今のところ未定」(デジタル情報家電事業本部 液晶デジタルシステム第一事業部 戸祭正信 事業部長)としている。

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