NTTドコモは10月25日、料理教室大手の「ABCクッキングスタジオ」を傘下にすると発表した。運営企業の持ち株会社ABC HOLDINGS株式の51%を来年1月に取得し、子会社化する。取得価格は明らかにしていない。
ABCが保有する料理教室や料理関連コンテンツなどと、ドコモのモバイル・クラウド技術を融合させ、リアルとデジタルを連携させた新たなサービス開発や、顧客基盤の相互連携を進めるとしている。
ドコモはスマートフォン/タブレットを活用したサービス事業を進めており、教育・学習分野も注力分野。両社は従来からタブレットを活用したレッスンの共同実験など料理教室でのIT活用で協業しており、資本提携で関係を強化し、料理のレッスン動画の提供や、食事、運動、睡眠などライフスタイルをトータルでサポートするサービスなどを行うほか、両社が提供する各種サービスで相互に送客する。
ドコモの加藤薫社長は「3月の提携からさまざまな実験を通してシナジーを確認し、一層強化するために資本提携が必要だと判断した。リアルをカバーする形でモバイル活用を進めたい」としている。
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