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DeNAの4〜9月期、営業益17.4%減に 内製・協業タイトル不振で国内モバコイン消費減

» 2013年11月08日 18時54分 公開
[ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)が11月7日発表した2013年4〜9月期の連結決算(IFRS)は、売上収益は前年同期比2.0%増の998億円だったものの、営業利益は17.4%減の320億円になるなど、減益だった。

 国内のMobageで内製・協業タイトルの不振から仮想通貨「モバコイン」の消費が低迷し、4.7%減の1051億円にとどまった。一方で海外のMobageでは北米を中心にモバコイン消費が増加、増収につながった。

 ただ国内外でゲームタイトル強化を図っていることでコストがかさみ、減益に。最終損益は14.9%減の184億円にとどまった。

 国内でモバコイン消費が落ち込んでいるが、「内製・協業タイトルは1年〜1年半前に提供を開始したものが主力で、そうしたタイトルを中心にコイン消費が減少していますが、ヒットタイトルを出すことでトレンドは変えられると考えている」としている。国内Mobageで年度内に60本の新規タイトル投入を計画しており、「まず60本の中からいくつヒットを出せるかが重要」としている。

 通期の見通しは開示していない。

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