本田技研工業が、車のエアバッグの仕組みを利用してスマートフォンを落下から守るケース「Smartphone Case N」の開発に挑む様子を公開している。あらゆる衝撃から愛機を守るお弁当箱サイズのスマホケース、いかがですか?
「買ったばかりのスマートフォンを落として画面が割れてしまったんですよ。もう悲しくて……毎日泣いていました」――そんな開発者の独白から、「落下に強いスマートフォンケース」の開発の軌跡を描いた動画は始まっている。
1分間に20台の速さでスマートフォンを次々に落としていく「連続自動落下装置」や、悲劇の瞬間が訪れやすいズボンのポケットから飛び出す様子を再現する「ポケット回転式自動落下装置」などのマシンをフル活用し、スマートフォンの画面が割れる様子をひたすら観察。「衝撃をやわらげるといったら車のエアバッグ」というアイデアから、わずかな時間に一瞬で展開し、どんな落ち方からも愛機を守る専用エアバッグの開発に着手。そして完成したのは――。
約4分にわたり、鮮やかに広がるエアバッグ付きケース(ごつい)の誕生秘話が描かれているが、「登場人物、ストーリーは、フィクションです」という但し書きが。そう、これはホンダ「N-WGN」のジョークPV。YouTubeには海外からも多数のコメントが付き、中には「これがホンダの新商品」と信じてしまっている人も。
とはいえ、スマートフォンユーザーの中には落下による画面の破損で枕を濡らした経験のある人は多いはず。大きめのお弁当箱サイズのエアバッグ付きケース、そのうち当たり前になるかもしれません……?
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