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Facebook、“会話”活性化を目指し、ソーシャルサービスのBranchを買収

» 2014年01月14日 10時25分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookが、テーマ別ディスカッションサービス「Branch」を提供する米Brunchを買収した。Brunchの共同創業者、ジョシュ・ミラー氏が1月13日(現地時間)にFacebookへの投稿で明らかにした。

 Brunchは2012年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業。米Twitterの共同創業者であるエヴァン・ウィリアムズ氏やビズ・ストーン氏などが出資しており、サービスにはTwitterのアカウントでログインして利用するようになっている。最初のサービスBranchは、招待制でテーマについてディスカッションするためのツール。Twitter上での投稿へのコメントでつながる会話を招待制にすることにより、炎上の心配もなく、より深い議論ができる。昨年6月に公開した「Potluck」はネット上の様々なニュースの要約が表示され、それについての他のユーザーの意見を読んだりコメントを投稿するというiOSアプリでWebブラウザにも対応するサービス。

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 branch 2 「Branch」は企業ユーザーが自社のサービスについてのテーマを立ち上げてユーザーの意見をきくといった使い方もできる

 Branchのチームの9人はそのままニューヨークにとどまり、Facebookの“Conversation(会話)”チームとして「Facebook上で稼働するBranch」を構築するという。既存のアプリは少なくとも当面は存続するようだ。

 Facebookは近年、ニュースフィードでの“会話”を重視する機能変更を幾つか実施している。昨年6月にハッシュタグの提供を開始した他、12月にはニュースフィードの表示アルゴリズムを変更し、記事リンクの投稿や、コメントのついた投稿の表示を優先させるようにした。

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