米Googleは1月21日(現地時間)、インターネットサービスプロバイダー(ISP)の品質とスピードをYouTube動画の再生で判定するサービス「Google Video Quality Report」を公開した。まずはカナダでスタートし、提供範囲を拡大していく計画という。
ISP各社はピーク速度を公表しているが、ユーザーにとっての“本当の高速な接続”はお気に入りのWebサイトや動画を快適に閲覧できるかどうかだという考えからこのサービスを立ち上げたという。
リポートは、毎月YouTubeで再生されている10億時間以上に上る再生データに基づく。これらの動画の読み込み速度をISPと地域別に解析し、3段階で評価する。720pの高精細動画をバッファリングなどでの停止なく快適に再生できるISPは「HD Verified」、360pの動画が問題なく再生できれば「Standard Definition」、読み込みに時間がかかったり、360p以下の動画でも滑らかに再生できない場合は「Lower Definition」と判定される。なお、判定に使うデータは匿名化されており、ユーザー情報は保存されない。
Googleは「YouTubeのすごいところは、ユーザーがいつでもどこでも見たい動画を快適に再生できるところだ。もし期待した通りに再生できなかったら、その原因を知ってほしい」としている。
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