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モバイル版Chromeブラウザのアップデートでパケット量削減が可能に

» 2014年01月16日 08時56分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは1月15日(現地時間)、モバイル版(AndroidおよびiOS)Chromeブラウザのアップデートについて説明した。向こう数日中に“ローリングアウト”する。

 このアップデートで、昨年3月からβ版で提供されているSPDYベースのWebページの読み込み高速化機能が追加される。

 Googleによると、これにより、Webブラウジング時のデータ消費を最高50%まで圧縮でき、通信料金の節約が可能になるという。ただし、この機能はSPDYプロキシサーバを経由することで提供するので、HTTPSサイトには対応しない。

 chrome 1

 この機能を利用するには、[設定]→[帯域幅の管理]→[データ使用量を節約]で表示される画面で「ON」にする。この画面には、どのくらいデータを削減できたかを視覚的に追跡できるグラフが表示される。

 chrome 2

 この機能を有効にすると、デスクトップ版のChrome 32の新機能と同様のマルウェア対策機能が使えるようになる。これは、ダウンロードするファイルをGoogleがスキャンし、マルウェアが含まれていると判断すると自動的にダウンロードを停止し、ダウンロードトレイに警告を表示するというものだ。

 Android版ではさらに、お気に入りのWebサイトのショートカットをホーム画面に設置できるようになる。ショートカットを作りたいページを表示した状態で右上のプルダウンメニューから「ホーム画面に追加」を選択することでショートカットアイコンがホーム画面に追加される。Webアプリのショートカットの場合は、デスクトップ版のChromeアプリランチャーのアプリと同様に、タブや検索枠のないアプリのような画面で起動する。

 chrome 3 Android版のショートカット機能

 この他iOS版には、Android版に既にあるページの翻訳機能が追加される。

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