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Nokiaのモバイル端末部門最後の売上高は29%減の約36億ドル

» 2014年01月24日 08時33分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 フィンランドNokiaは1月23日(現地時間)、2013年第4四半期(10〜12月期)の決算を発表した。Windows PhoneのLumiaシリーズを扱うデバイス&サービス部門を米Microsoftに売却することが決定しており、事業廃止部門として扱われている。

 同四半期の継続部門の売上高は前年同期比21%減の34億76000万ユーロ(約47億5900万ドル)、純損失は2500万ユーロだった。前年同期は1億9300万ユーロの黒字だった。ネットワーク機器部門(NSN)の売り上げ減少が響いた。

 事業廃止部門であるデバイス&サービス部門の売上高は29%減の26億3000万ユーロ、純損失は1億9800万ユーロだった。携帯電話(Symbian端末)、スマート端末(Lumia、Ahaなどのスマートフォンおよびタブレット)ともに不調だった。販売台数が落ちた上、平均販売価格(ASP)も下がっている。

 端末の販売台数は発表文にはないが、NokiaがThe Vergeに語ったところによると、同四半期のLumiaシリーズの販売台数は820万台だった。

 Nokiaのデバイス&サービス部門のMicrosoftへの売却は、第1四半期中に完了する見込みだ。Microsoftは同日の業績発表後の電話会見で、Nokiaから買収した部門の業績は第4四半期(4〜6月)から反映されると語った。

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