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GoogleとSamsung、広範な特許クロスライセンス契約を締結

» 2014年01月27日 07時59分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 韓国Samsung Electronicsと米Googleは1月27日、広範な技術およびビジネス特許に関するグローバルなクロスライセンス契約を締結したと発表した。

 この契約は、両社が現在保有するものだけでなく、向こう10年間に取得する特許も対象とする。

 対象特許の具体的なカテゴリや件数、利用条件などは公表されていない。

 Samsungは、GoogleのモバイルOSであるAndroidを搭載するスマートフォンのメーカーとして世界市場の39.9%を占める首位(米調査会社IDCの2014年第3四半期調査より)。この契約により、両社は互いの特許ポートフォリオを利用できる。

 Googleの特許担当副法律顧問を務めるアレン・ロー氏は発表文で「このような合意に基づいて協力することにより、企業は訴訟の可能性を減らし、イノベーションに集中できる」と語った。

 GoogleはJava特許をめぐって米Oracleと、Samsungはスマートフォンをめぐって米Appleと係争中だ。Googleはかつて、「Androidの大きな成功は、Microsoft、Oracle、Appleその他企業によるAndroidに対する敵意に満ちた偽りの特許攻撃を引き起こした」としてAppleやOracleによる“特許攻撃”を批判した

 SamsungとAppleの特許戦争は世界各国で繰り広げられている。カリフォルニア州北部連邦地裁で争っている訴訟では、2月19日までに調停が実施される見込みだ

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