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宮崎吾朗監督、初のTVシリーズアニメ「山賊の娘ローニャ」今秋放送

» 2014年01月31日 10時03分 公開
[ITmedia]
photo  (C) NHK・NEP・Dwango, licensed by Saltkrakan

 ドワンゴは1月31日、スタジオジブリの宮崎吾朗監督によるTVシリーズアニメ「山賊の娘ローニャ」をNHKと共同制作し、今秋からNHK BSプレミアムで放送すると発表した。「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の宮崎監督がTVシリーズアニメ作品を手がけるのは初めて。

 「長くつ下のピッピ」で知られるスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンのファンタジー小説が原作(日本語版は岩波少年文庫)。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによると、「ジブリで何度も検討した企画」という。

 スタッフは宮崎監督のほか、シリーズ構成を「機動新世紀ガンダムX」の脚本などで知られる川崎ヒロユキさんなど。アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズが手がけ、スタジオジブリも協力する。

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宮崎吾朗監督のコメント

『山賊の娘ローニャ』は少女の成長物語であるだけでなく、 親子の愛と成長、仲間との絆の物語でもあります。

子どもから大人まで、みなさんで楽しんでもらえる作品を目指しています。


鈴木敏夫プロデューサーのコメント

『山賊の娘ローニャ』は、ジブリで何度も検討した企画です。

吾朗君がジブリと親父の元を離れて何をやってのけるのか?

その一点に関心があります。それを薦めたのは、だれあろう、この僕だったし。

物語

物語の舞台は、中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森。主人公の少女・ローニャは、その森の巨大な古城に暮らす山賊マッティスの一人娘として生まれます。父、母、そして山賊仲間たちの愛情を一身に受けながらすくすくと成長したローニャは、ある日、一人で森に出ることを許されます。

初めて足を踏み入れた森には、不可思議な生き物たちが棲んでいました。自分の力で、時には両親の助けを借りながら徐々に森で生きる術を学んでいくローニャ。

そして、ビルクという名の少年との運命的な出会い……子どもたちの未知なるものへの憧れと成長の喜び、子の成長を願う親の愛情、親子の葛藤と和解……本作では、ローニャという一人の少女の成長をとおして、家族の物語を描きます。


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