米WhatsAppが米Facebookによる買収契約に署名する前日、米Googleのラリー・ペイジCEOがWhatsAppのCEOと会い、思いとどまるよう説得していた──。米The Informationが2月20日(現地時間)、この取引にかかわった3人の情報筋の話として報じた。
Business Insiderによると、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOがWhatsAppのジャン・コウムCEOに最初にアプローチしたのは2012年春のことで、それ以来2人は定期的に会っていたという。具体的な買収の提案はザッカーバーグ氏が2月9日にコウム氏を自宅のディナーに招待して行った。コウム氏は数日間考えた末、バレンタインデーの14日にザッカーバーグ氏宅を再訪し、買収提案を受け入れたという。
The Informationによると、ペイジ氏は9日の会談について知り、コウム氏にFacebookに買収されることは長期的に独立性を失うことにつながるのでGoogleに来るよう説得したという。
だが、コウム氏はペイジ氏がWhatsAppがFacebookにとっての脅威であり続けることにのみ関心があるように感じ、Facebookを選んだという。コウム氏はFacebookの取締役にも就任する予定だ。
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