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「ニコニコ超会議3」に「進撃」「艦これ」登場 JAXAは実物ロケットの一部をプレゼント

» 2014年03月04日 21時35分 公開
[山崎春奈,ITmedia]

 ドワンゴは3月4日、4月26〜27日に開催する「ニコニコ超会議3」(千葉・幕張メッセ)の追加情報として、「進撃の巨人」「艦隊これくしょん〜艦これ〜」などを扱うアニメエリア、JAXA協力による宇宙ブースの設置などを発表した。

photo 「超アニメエリア」では「提督の部屋」を再現

 新設される「超アニメエリア」では人気アニメの世界観を再現する企画を展開。「進撃の巨人」ブースでは、作中で調査兵団の訓練として実施される「立体機動バランス訓練」にグループで挑み、成績優秀者は会場に設置される「立体機動装置」を体験できる。「艦隊これくしょん〜艦これ〜」ブースでは、ホーム画面の「提督の部屋」を再現。艦娘たちもブースに登場し、記念撮影も可能だ。

 併設のステージでは「ハピネスチャージプリキュア!」「仮面ライダー鎧武」などのキャラクターショーを実施する。多くの子どもに来てもらいたいと、昨年までは3歳以下だった入場無料の年齢を引き上げ、未就学児まで無料にする。

photo フェアリングはこの部分

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと「超宇宙ブース」を新設。有人宇宙船「ソユーズ」の展示のほか、来場者には実際に宇宙に打ち上げられたロケットの先端部分・フェアリングを切り出したものを無料でプレゼントする。担当者によると、「何か来場者の方にあげられるもの……うーん、これとかいらないですよねぇ、実際宇宙に行ったロケットの一部なんですけどゴミで」「いやいやいや欲しいです! もらえるならぜひ!」という会話の末に決定したという。

 自衛隊は今年も陸海空がそろい踏み。陸上自衛隊は昨年の「10式戦車」に続きヘリコプター「アパッチ・ロングボウ」を、海上自衛隊は「護衛艦しまかぜ」の模擬演習バーチャル体験ができる設備を展示する。

 ニコニコ生放送で延べ400万人の視聴者を集める人気の深海生物「ダイオウグソクムシ」の来場も決まった。新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)の全面協力のもと、同館のダイオウグソクムシ2匹を出張展示。100匹のオオグソクムシと触れ合えるタッチプールも用意する。丸5年以上の絶食生活で話題を集めたものの、2月に死去した鳥羽水族館(三重県鳥羽市)のダイオウグソクムシ「1号たん」を3Dプリンタで再現する「復活祭」も行うという。

 4日の発表会で、ドワンゴの夏野剛取締役は「おかげさまで協賛金も増えていますが、支出も同じくらい増えている。今のところの収支……をうっかり言ってしまうと、『まだ黒字だからもっと使っていいんだ』とか『赤字だけどまぁいつものことでしょ』とか思われそうなので、何も言わないでおきます」と話していた。

photo 夏野剛取締役(右)が手に持つのは来場者プレゼントのロケットの一部

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