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» 2014年03月10日 19時07分 UPDATE

5人に1人が「ネットをやめたくてもやめられない」 未成年者調査、「やめられず苦しい思い」女子高生の4割

未成年の5人に1人が「ネットをやめようと思ってもやめられなくて苦しい」――10〜18歳の子どものスマホやネット利用についてデジタルアーツが調査。

[山崎春奈,ITmedia]

 5人に1人が「ネットをやめようと思ってもやめられない」、女子高校生の半数以上はネットで知り合った人に「会いたい」――デジタルアーツは3月10日、子どものスマートフォンやインターネットの使い方に関する調査結果を発表した。

phot スマートフォンの所有率

 調査は今年2月、携帯電話かスマートフォンを持つ10〜18歳の男女と、未就学児から18歳の子どもを持つ保護者計1242人に実施。10〜18歳の子どものスマートフォン所有率は60.4%で、調査を開始した11年11月と比較して約4.3倍になった。学年が上がるごとに所有率は上がり、高校生は全体で87.9%、女子に限ると95.1%がスマホを利用している。

 全体の23.9%が携帯電話/スマホの使い方を注意された経験があると回答した。「四六時中使っている」ことや、「食事中」「寝る直前まで」まで手放さないことを多く注意されているようだ。女子高校生は「歩きながらいじっていて人や物にぶつかった」(14.6%、全体平均4.4%)「誰かとつながっていないと不安になるようになった」(13.6%、全体平均3.7%)の回答がそれぞれ他クラスタと比較して突出して高かった。

 使い過ぎを防ぐために気をつけているのは「歩く時はいじらない」(39.1%)「人と一緒にいる時はいじらない」(29.3%)など。小学校高学年では「一定の時間以降は使わない」(31.7%)、「利用時間の上限を決めている」(34.1%)など保護者と決めたルールを守る傾向がみられる一方、女子高校生は「集中したい時は手動で電源をオフにする」(39.2%)など、強制的に遮断することも。

photo 「ネットをやめられず苦しい思いをした」割合は女子高校生が突出

 「インターネットを始めてから気分が落ち込んだり、自分が嫌になることがある」には4人に1人(26.7%)、「やめようと思ってもやめられず苦しい思いをしたことがある」には5人に1人(21.5%)があると回答した。特に女子高校生はそれぞれ58.3%、39.8%と高く、ネット利用やコミュニケーションが感情の変化に関わっているようだ。

ネットで知り合った人と「会ってみたい」女子高校生の56%

 ネットとリアルの関係についても調査。オンラインで友人ができたきっかけの1位はLINE(30%)で、Facebook(28%)、Twitter(13%)が続いた。男子小学生はオンラインゲームが多く、中学生はLINE、高校生はTwitterを通じて知り合う傾向が見られた。

photo 知り合ったきっかけ
photo ネット上の友人との“リアル化”の意向

 実際にネットで知り合った人と「会ってみたい」という“リアル化”を望む回答は全体の38.5%と、昨年8月の前回調査時の39.8%と比較して減少した。一番数値の高い女子高校生では56.6%(前回65.8%)と、低下傾向が見えるものの依然過半数が肯定的だった。同社の吉田明子さんは「LINEやTwitterを機にした事件やトラブルなどが報道される頻度が上がり、啓発につながっているのでは」とみる。

photo エンジェルアイズ 遠藤美季代表

 子どものネット依存に関わる啓発や相談活動を行うエンジェルアイズの遠藤美季代表は「寄せられる相談の過半数は子ども本人からだが、そもそも依存自体に気付いてないケースも潜在的に多いはず。学校などで啓発レクチャーをすると『大人もやってるのになんで?』という声が上がるなど、周囲の大人の影響も大きいのも明らか。場面にそぐわない“ながら”利用に注意する、オンオフの切り替えをしっかりする──など、子どもだけの問題と考えず、大人も背中を見せる必要がある」と、広く注意を呼びかけている。

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