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J2愛媛が「ストライカーファンド」設立 ファンから選手強化資金募る

» 2014年03月10日 20時23分 公開
[ITmedia]

 「J1昇格へ。課題は得点力」――J2のサッカーチーム愛媛FCが、戦力強化資金の調達を目的とした「愛媛FC ストライカーファンド」を設立した。ミュージックセキュリティーズのWebサイトから申し込みを受け付けている。

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 2013シーズンでは22チーム中17位となった同チーム。「失点数は上位チームに劣らない水準」であるものの「個の力が大きく影響する得点力が課題」と定め、ファンドで集めた資金はストライカーの獲得などを含めた選手強化費用に使うという。2014シーズンはプレーオフ出場圏内のJ2上位進出を目指す。

 愛媛FCのサポーターはもちろん、全国のサッカーファンにも参加してほしいと呼びかける。資金調達とファン層の拡大を目指す日本初の試みだ。「サッカーのみならず、すべてのクラブチームの課題として考えられる、県外に在住の地元出身者や関係者をどう巻き込んでいくか」の1つのケースとなればとしている。

 出資は1口2万円からで、ファンド総額は最大2300万円。元本は保証されず、ファンクラブやチケットの収益に応じて分配金が支払われる。出資口数に応じてホームゲームへの招待やスタジアムツアーなどの特典も設ける。

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