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パナソニックの会員サイト「CLUB Panasonic」に不正ログイン 7万8000件の住所や氏名、流出の可能性

» 2014年04月23日 18時25分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは4月23日、同社製品のユーザー向け会員サイト「CLUB Panasonic」に不正ログインがあり、7万8361件の氏名や住所などが閲覧された可能性があると発表した。

 不正ログインがあったのは3月23〜4月21日。合計で460万件を超える不正ログイン試行を確認したという。閲覧された恐れがあるのは、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、ログインID、メールアドレス、ニックネーム。また、携帯電話のメールアドレス、職業、居住状態、家族構成、共稼ぎ状況、興味のあるカテゴリーを登録しているユーザーは、これらも閲覧された可能性があるという。

 4月18日に外部から不正ログインの形跡があり、調査した結果、不特定多数のIPアドレスから断続的・機械的なログイン試行があったことを確認したという。不正ログインの試行に使われたIDの中には同サイトで使用を認めていないものが多数含まれており、他社サービスから流出したID/パスワードを利用している可能性が高いとみている。

 対象ユーザーのアカウントはロックし、パスワードの変更をメールで依頼している。再発防止策として、ログイン時の画像認識機能を実装するほか、ほかのサービスで利用しているパスワードを利用しないことなどについて注意を呼び掛ける。

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