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3Dプリンタ銃製造は「社会への告発」 「Liberator」図面公開の米国人が声明

» 2014年05月09日 17時36分 公開
[ITmedia]
画像 声明文

 3Dプリンタを使って殺傷能力のある拳銃を製造・所持していたとして、川崎市の大学職員の男(27)が銃刀法違反容疑で逮捕された事件を受け、3Dプリンタ用の銃「Liberator」の設計図を作成・公開したことで知られる米の非営利企業Defense Distributedが、容疑者を評価する声明を発表した。

 声明では、「彼は不名誉を恐れずに公の場で表現した。彼がそのクリエイティビティと勇敢さのために迫害され、不幸になることは、飼い慣らされた平凡な社会に対する告発だ」などとしている。

 Defense Distributedは、テキサス大学ロースクールの学生、コーディ・ウィルソン氏らが設立した非営利企業で、米連邦政府が認める武器へのアクセスの自由を守るのが目的としている。

 逮捕された男はTwitterで「銃が生活に必要かどうかを決めるのは政府でも警察でも教育でも宗教でもない。自分の身を何を使い守るかは本人が決めること」などと主張。朝日新聞によると、Twitterなどでウィルソン氏と接触があったという。

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