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» 2014年06月11日 15時05分 UPDATE

「初代ゼルダが一番好き」 スマホゲームでヒットを飛ばすフィンランドの新鋭Supercell、日本市場に注力

「Clash of Clans」などのスマホ向けヒットゲームを手がけ、昨年秋にソフトバンクとガンホーの傘下に入ったフィンランドSupercellのイルッカ・パーナネンCEOが買収による変化や日本のゲーム産業への思いなどを話した。

[山崎春奈 ,ITmedia]
photo イルッカ・パーナネンCEO

 「Clash of Clans」などスマートフォン向けゲームを手がけるフィンランドのゲーム開発会社・Supercellのイルッカ・パーナネンCEOが6月10日(現地時間)、ヘルシンキで開かれたプログラミングの世界大会「HELLO WORLD OPEN」で日本メディアの取材に応じ、今後の事業展開や親会社になったソフトバンクとの関係、日本市場への熱意について語った。

 2010年に設立されたSupercellは、「Angry Birds」のRovio Entertainmentなどと並びフィンランドを代表するゲーム企業の1つだ。これまでに発表したのは「Clash of Clans」と3月にリリースした3作目「Hay Day」と多くはないものの、いずれも大ヒット。社員は世界で150人程度だが、年間売上高は「10億ドル単位の規模」(パーナネンCEO)に成長している。昨年10月、ソフトバンクとガンホー・オンライン・エンターテイメントが1515億円で51%の株式を取得し、子会社化した

 同社の理念は「シンプルに、最高の人材で最高のプロダクトを作ること」とパーナネンCEOは語る。「モバイルは今最も身近なツールで、さらにゲームに親しむ人は増えるだろう。動物を飼ったり植物を育てたりするように毎日何度も接してもらえる、生活に密着したものを作りたい」。

photo Clash of Clansは手軽に遊べるRTSとして人気が高い

 ソフトバンク傘下に入ってから半年以上経つが、CEOとしての役職も変わらず、本社も引き続きヘルシンキに置いており「いい意味で何も変わらない」。「ゲーム業界は盛衰が激しいが、僕は50年、100年、時代を超えて人に心に強く残るゲーム、歴史を作るようなゲームを作りたいと本気で思っている。自分の人生より長いスパンで物事を考えることを理解してもらえる機会は多くはないが、『300年企業』を掲げるソフトバンクの孫正義社長との出会いはとても感慨深いものだった。経営者として学ぶものも多く、素晴らしいパートナーに出会えたと感じている。会社を大きくする時期としても出資は夢のようなタイミングだった」という。

 「パズル&ドラゴンズ」のガンホーとの連携も強め、日本市場での存在感をより高めていきたいという。最新タイトル「Boom Beach」の日本語版は、英語版から約1カ月後の4月末にリリース。「日本人プレイヤーはクオリティーの高いゲームを多くプレイしてきている。彼ららに満足してもらう作品を産み出せるかは開発の上で大きな指標になる」と話す。

 「ビジネス的に可能性があるのはもちろんだが、スーパーマリオをはじめ子どものころから親しんできた日本のゲーム業界と関われることは個人的にも大きな喜び。任天堂の宮本(茂)さんはずっと僕のヒーローで、1番好きなゲームは初代『ゼルダの伝説』」

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